このブログは、サルコイドーシスや難病の仲間に向け書いています。
初めまして、モモタ侍と申します。
4年前、突然 指定難病のサルコイドーシス(サ症)になりました。
サ症*は、体中にできる肉芽(にくげ)と言うできものが、体の正常な機能を妨げる病気です。
症状は人それぞれですが、私の場合、痛み、しびれ、疲れ が辛いです。
*サ症の詳細は、難病情報センターHP→ さ行→84サルコイドーシス をご参照下さい。
50歳を目前に難病のサ症になり、人生の後半にして、以前の健康な心身を失いました。
今迄の生活や仕事の仕方を見直さないといけなくなりました。
- 以前のように仕事中心の体に負荷を掛ける働き方は出来ない。
- やりがいを感じていた仕事も、今後、お金の為(だけ)の仕事に変わっていくだろう。
- 収入も大きく減るだろう。
ここでは、特に3.に関し、私が行ってきた、家計の見直しについて書いています。
同じ悩みを持つ皆様の、何かのお役に立てば幸いに思います。
家計の見直し、難病の体で働く方法
これまでの経過から、私のサ症は恐らく一生付き合っていくものでしょう。
私は無理の効かない体、負担を掛けれない心の状態で、今後どうやって、生きて行くか。
休職で出来た時間を使ってこの答え探しをしています。
家計の見直し
以前10年間、海外の小さな会社で管理責任者をしていました。
私がいたのは、フィリピンやロシアと言った新興国で、経済がとても不安定でした。
その為、会社では、想定外の売上や収入の大幅な減少がよく起こりました。
そのような時に、会社内部の支出を見直すことで、なんとか会社を潰さず10年間やってこれた経験があります。
ここで思ったことは、経営は「守り(支出)を固めるとなんとかなる」ということでした。
野球で例えると、打線はみずもの、だからドラフトで良い投手に指名が集まるのでしょう。
家計についても同じで、収入はコントロール出来ないが、支出は出来る、と考えました。
そこで下記のような項目について家計を見直しました。
- 携帯、インターネットの格安プロバイダへの切り替え
- 買おうか、どうしようか迷ったものは買わない習慣づけ。
- 電子マネー、電子クーポンのフル活用
- 野菜の栽培を始めた。
- 自分にスキルを付ける
普通の項目ですが、通信費について言えば、年間15万円以上減りました。
節約で心がけているのは①始末(しまつ)とケチを間違えない ②自分の頭を使って楽しみながら節約ネタを探す です。
電子決済、電子クーポンなど フル活用
全国チェーンのドラッグストアでは、いろいろな(電子)クーポンが毎日、使えます。
私が、よく使うスギ薬局では、携帯アプリや店頭でもらえる広告で、一品15%引き、全品10%引きなどのクーポンを入手出来る時があります。
これらを上手く使うと、全体で消費税分ぐらいの節約が出来ます。
ドラッグ(日用品)は消費期限も長いので、まとめ買いで、一括値引きが期待できます。
同様に、コンビニでも携帯アプリを使うと値引きクーポンを入手できます。
利用回数が増えると、ビール、コーヒーなどの無料クーポンがもらえたりもします。
PayPay や au Pay など 電子決済では、定期的にキャッシュバックキャンペーンをやっています。
この機会を利用すると、10%のキャッシュリターンがあったりします。
また、PayPayで、あるメーカーの日用品を買うと、後で50%キャッシュバックされるキャンペーンも時々あります。
これら電子決済チャージ+クレジットカード紐付けで、ダブルでポイントがたまります。
1回の買い物で、複数回のディスカウントがされ、これを継続するか、しないかで 経費の削減効果は大きく違ってきます。
「塵も積もれば山となる」まず、足元の支出の見直しをする事から始めてはいかがでしょう。
電子マネーの口座引落しが恐い方は、PayPay はコンビニからデポジットできます。
野菜の栽培
将来、家計の助けになるかも?と思い、プランターの野菜作りを始めました。
春はミニトマト&バジル、冬はシイタケをキットで作りました。
その後、ししとう、オクラ、イチゴなども作りました。
イチゴは難しく、うまく行きませんでしたが、その他は比較的簡単に沢山収穫出来ました。
(オクラは、アブラムシの対応に少し手間が掛かりました。)
現実的に良く使ったのは、トマトとバジルでしょうか。
もし、ネギを作れば、(私の家では良く使うので)採算面も良いのでしょう。
鉢や小物などは100円均一を活用すれば1000円くらいで揃うと思います。
苗木は一本200円くらい、土は20kgで800円くらいで毎年変えた方が良く育ち効率的です。
以上の通り、投資は少なく元はすぐ取れると思います。
それ以上に育てる楽しみと心の癒し効果、太陽のありがたみなど 新たな気づきが多いです。
春~夏は野菜栽培を始めるのに良い時期です。
自分で稼ぐ力を養う
大きな会社で働くのは、福利厚生も整っていて素晴らしいと思います。
一方で、歯車の一つになると、自分で考え、発想する力が退化するようにも思います。
今回の新型コロナ禍で、働き方改革は加速するでしょう。
労働力を最小限にITやAIを活用した新しい経営が増えるかもしれません。
その為、会社に属さなず自分で稼ぐ力を養うことは重要と考えます。
難病で通勤が難しい私にはWebマーケティングを習うのが適していると思いました。
今後も需要拡大が望める数少ないエリアで、スキル習得しておいて損はないと思います。
Webマーケティングにはいろいろな分野があり、記事を書くのが好きな人はWebライティングスキル。
絵を書くのが好きな人はペンタブを使ったWebデザインなど楽しく学べます。
タダ働きが嫌なら「クラウドワークス」とかに加入して学びながら、稼ぐのも良いと思います。
私は、Webでブログのスキルを学びました。
わからないことはWeb検索すると、みなさんが懇切丁寧にYou Tube等で説明してくれています。
とは言え、この領域は既に開拓が進んでおり、このブログのアクセス数も良くありません。
そこで、並行してこの2年間、行政書士資格の勉強をしてきました。
昨年、2020年は落ちましたが、今年、21年は今の所、五分五分です。
行政書士になれれば、外国での経験を活かし、入国ビザ関連の専門になりたいと思っています。
私には難病になってから、一つの夢があります。
それは、難病の当事者と日本で働く外国人と行政を結び付けて一つのビジネスモデルと作ること。
今後、日本では、介護職の低賃金、少子高齢化により、介護者の不足化する見込みです。
一方で、私が参加する日本語ボランティアでは、新しいビザで来日した外国人技術者の家族が、仕事をさがしています。
マッチングが上手くいかない為、ある所で人材不足、ある所で人余りが起こっています。
これらを自分の経験(IT、行政書士、外国での経験 など)を生かして、なんとか結び付けられないか?
市のボランティアや当事者委員の活動を通して行政にも訴え掛けたいのです。
最後に
長引く非常事態宣言は、先行きの見えないトンネルを進んでいるようです。
それは、私が10年間過ごしたフィリピンやロシアでの生活にも似た部分を感じます。
そんな中にも、少しの光は常にあった気がします。
今は、自分への蓄積の時間、今後に向けた「学び」に時間を充てるタイミングにも思います。
いつでもピンチはチャンスでありたいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。