このブログは、親の見守り必要な方に向け書いています。

初めまして「モモタ侍」と申します。

私は50歳過ぎの普通の会社員です。

約3年前に難病のサルコイドーシスになりました。

私には高齢の両親がいて少し離れた所に住んでいます。

ここでは、セキュリティ、オレオレ詐欺、免許返却など親の見守りを実体験に基づき書いています。

親の高齢化と問題点

両親は日常生活を送れているので何も問題はないと思っています。

一方、私から見て、社会とのズレ老いによる心配事は年々増えています。

この家族と両親の認識のズレが高齢化の一番難しい問題と感じます。

両親はずっと今の家に住んでいるので引っ越しする気はありません。

私も、昔、高齢の祖父が引っ越したら、すぐボケた経験があり、

また自分の家族や難病のこともあり今、同居は考えていません。

そこでみんなで話し合いながら離れて見守れる対策を取っています。

親の見守り(体験談)

下記に実際に起こった事例に対する対策、体験を書きました。

何かお役に立つことがあれば幸いです。

家のセキュリティ

ご老人の孤独死の記事をよく見ます。

本人にとって本当に孤独かどうかは別として

老いた両親が元気にしているか?は心配ごとの一つです。

そこで、家のセキュリティも兼ねて以下の対策をしました。

1)プロによるセキュリティ強化

  • セ〇ムと契約、家全体のセキュリティを見てもらう。
  • プロのノウハウ、経験に沿って的確な対策。
  • 例)赤外線センサー、道路側のスポットライトなど。
  • セ〇ムのシールも牽制に役立つとのこと。
  • 24時間体制で見守りと定期巡回サービス。
  • 一度、両親に連絡がとれず、実際に家に入ってもらいました。

まず、第一弾の対策としてかなり安心できました。

2)見守りカメラの設置

外部からの侵入者&親の見守りの為、カメラを設置しました。

カメラには 防犯カメラとネットワークカメラがあります。

(防犯カメラ概要)

  • 玄関や駐車場に設置し、録画した内容を後で確認出る。
  • 設置することで犯罪の抑止効果もある。
  • 録画、撮った画像確認の為、ハードディスクなど録画機が必要。

(ネットワークカメラ概要)

  • 外出先からリアルタイムで家の屋内外の見守ができる。
  • マイク機能でリアルタイムにコミュニケーションも取れる。
  • 動作をとらえてスマホに通知してくれる。
  • 本体にSDカードを挿入し録画できる
  • 暗闇の撮影も防犯カメラに劣らないものも有り。

ニーズよりネットワークカメラを購入。

セキュリティ会社に依頼すると高いので、通販で買い自分で設置。とても良いです!

(私のネットワークカメラ)

商品名 KAME-SOLAR
製造元 塚本無線
価格 1台:13,000円弱と安価
電源、ネットワーク 本体と一体のソーラー電源、実家のWi-Fi利用
録画 マイクロSDカード、別売り/アンケートに応えるとプレゼント有り
その他
  • アプリはウェブより無料ダウンロード。
  • QRコードで他のスマホとシェア。家族で見守り中。
  • 被写体の動きに対する感度もよい。
  • 夜間の撮影も比較的鮮明。

オレオレ電話詐欺

高齢者を狙った巧妙な電話詐欺をニュースでみます。

私が海外に住んでいた時、実際に詐欺の電話があり母が撃退しました。

詐欺について両親とした事前の取り決が大事でした。

(オレオレ詐欺防止の取り決め)

  • 週1回は、身内の誰かが両親に電話をして近況を聞く。
  • お金のことで子供から電話しない、両親から電話する取り決め。
  • 不自然な時は両親から電話を掛けなおす。

詐欺の声は本人かどうかとても判別しにくかったとのこと。

まず、定期的な親とのコミュニケーションが予防の第一歩と考えます。

運転免許の返還

実家はバス停が遠く、近くにスーパーがありません。

その為、父は運転免許の返上に迷っていました。

父の80歳頃から運転にヒヤッとすること多くなりました。

それで、周りのみんなで父に運転をやめるよう勧めました。

最初は車が無くなる不便さから、急には決められない様子。

時間を掛けて少しずつ説得しました。 具体的には

老人の運転ミスによる事故のニュースを見た時、

父に同乗し危なかった時に説得。

車が無くなった時の生活スタイルを一緒に考える。

例えば、食材の宅配利用、私が行くときに買っていくなど。

結果、85歳で自ら免許を返上し、問題なく暮らしています。

運転能力の低下は本人では気付きにくい。

第三者から根気よく勧めて上げる必要があると実感します。

実家の掃除、メンテナンス

私は家族と10年間海外に住んでいました。

その間、両親二人で頑張ってくれていました。

帰国して実家に頻繁に通うといろいろ問題が見えてきました。

が、家がゴミとホコリが多い、カーペット、お風呂、窓など汚れたまま。

食事と身の回りのことは出来ても力仕事などが出来なくなっていました。

そこで、思い切って掃除業者を入れて、両親と一緒に断捨離をしました。

また、カーペット、壁紙も変え、収納も今の軽量で機能的なものに一新。

古い家ですが手を入れるとそれなりに快適になりつつあります。

古いからと諦めずに少しずつでも改善することが大切と感じました。

現在、毎月行った時に私が部屋全体に掃除機を掛けるようにしています。

大切と感じたこと

下記、両親の問題を解決していて大切と感じたことです。

  • コミュニケーションを多くとり、みんなで確認し合いながら進める。
  • 時間を掛けて相手に寄り添って少しずつ進める。
  • 両親のプライドを尊重して進める。
  • 支援者(家族、医師、ケアマネ)と情報共有し巻き込みながら進める。
  • 子供側の気持ちだけで進めすぎないように。

最後に

高齢化の問題は、本人を責められない場合も多く

一方で目の前の課題を解決しなければならない、難しさがあります。

正解が無い課題が続くとみんなにストレスが溜まります。

ただ、やってはいけないことは絶対軸がブレないよう

みんながベストまたはベターに近い解決策にとことん知恵を絞ること。

ネットや支援者からいろいろな意見を聞くこと

などが大切と言うのが経験に基づく結論です。

何年か後には自分にも起こる事と教訓にしたいとも思っています。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。