会社の組織、役割 体験談

これまでの仕事

この記事は、以前働いていた家電メーカーの経験に基づき大きな仕事の流れ、組織とその仕事内容

について書いています。 入社前、入社後の方も何かの疑問の解消に役立てば幸いです。

初めまして、モモタ侍と申します。

「会社の仕事って何するの?」と聞かれることがよくあります。

私の会社は製造業で、IT、物流、経営管理など 本社の事務部門で20年勤務しました。

その後、海外に出て、経営側として、生産や販売会社の経営を10年間 経験しました。

 

ここでは製造業の中心になる商品、生産、販売の大きな流れを、経験に基づき書きました。

そして、各部門の目的や役割、具体的な業務内容についても書いています。

あくまで、一つの例ですが、どの会社も基本部分は同じと思います。

何かの参考になれば幸いです。

会社が存在する目的

まず「会社の仕事って何するの?」 に答えをだすと、こんな感じでしょうか。

  1. ブランド(過去からの蓄積や継承)を基に、人が集まり、知恵を絞り 新しい価値(モノ、サービス)を生みだす。
  2. その価値で人・社会に貢献し、対価であるお金で、人々(社員・家族)の生活を豊かにする。
  3. 残ったお金を、次/将来の価値作りに投資、このサイクルを繰り返す。

1~3の具体例を、新しい価値=洗濯機とすると、以下のようになります。

  1. 洗濯機の発明により、家事に費やす時間が、(手洗いに比べ)大幅に短縮されます。
  2. 出来た時間は、バイトで追加収入を得たり、趣味の時間に当てたり、と人・社会貢献をします。
  3. また、対価としてのお給料で、人々の生活は豊かになります。
  4. 残ったお金を、電子レンジ、携帯電話など 次/将来の価値作りに投資します。

会社の仕事は、この洗濯機(人手を取らず勝手に洗濯してくれる)と言う生み出すこと。

これらサイクル(価値創造→社会貢献→投資)の中で、人・社会貢献することが目的と考えます。

会社の仕事の流れ

上記の存在目的に沿って、大きな会社は、仕事を単純化・分業化しいます。

例えば、製造業の仕事の大きな流れと、仕事の切り分けは以下のようになります。

  1. どんなニーズを持った人(顧客)がどこに、何人くらいいるか把握する。
  2. 顧客のニーズを満たす商品(モノ/サービス)アイデアを作り出す。
  3. 商品のアイデアが、具体的なモノになるよう設計し、作業に落とし込む。
  4. 商品を生産する。
  5. 顧客に商品の存在と価値知ってもらい、実際の売買に結びつける。
  6. 顧客に商品を配送しお金を受け取る。

上記の本流の中に、技術、開発、生産、企画、営業、物流部など があります。

側面支援部門として、経理、人事、総務、法務、IT、カスタマーサポートなど があります。

直接部門(プロフィットセンター)

本流の部門は、利益を生み出すことからプロフィットセンターと呼ばれます。

上記1~6と対比して各部門と仕事内容を紹介します。

尚、部門名は会社によって会社によって多少違うと思います。

1~2、商品企画部・マーケティング部

商品企画部・マーケティング部:顧客ニーズを調査・発掘し

それを元に、創り出す商品像を具体的なイメージにする部門です。

顧客ニーズを具現化でき、実務知識・経験を基に販売/生産部門間の調整を行う。

商品アイデア→具体的なモノに出来る人が担うべき部門です。

 

サッカーで言うところの10番、製造会社のブレイン部門でやりがいは大きいでしょう。

しかし、広い視野、才能、現場経験、人間性などが要求されます。

そんなスーパーマンのような人が担うと、関連部門全員が幸せになると思います。

 

作業は以下のような内容でしょう。

  • 市場のデータ/実地調査などから、どんな人のニーズがどこに、どれくらいあるか。
  • お客さんはそれの為にいくらお金をだすか(値付け)
  • 同時に将来ニーズになるであろう種(シーズ)を見つけニーズに育てる。
  • ニーズに応えるアイデア、販売台数/価格、採算など 商品像を具体化。
  • 商品像についてデザイン、技術、販売部門などと構造設計の調整。
  • デザイン、機能、値段など お客さんが納得する商品にまで調整・改善を繰り返す。
  • 商品の市場への周知、拡散、お客さんへの認知度を上げる活動。

3~4.技術部/生産企画部/生産部

技術部:商品の具現化VE(バリューエンジニアリング)による材料・製造コスト削減が主業務です。

自分にしかない専門技術、スキルを活かした商品が世に認知されるのは至上の喜びと想像します。

  • 商品企画部から依頼された商品像にデザインを近づける。
  • デザインデータを基に構造設計し、コスト見積り。
  • 目標製造コストを達成 に向け、材料や設計見直し(VE)によるコストダウン。

 

生産企画部/生産部:生産計画の遂行、生産効率の追求と材料の在庫管理が主業務です。

  • 販売計画に基づく生産計画の立案。
  • 生産計画に基づく材料の発注先/仕入価格 交渉、材料納期/在庫管理。
  • 生産効率を上げる為、生産ラインの人員割当、工程管理、品質管理。
自動生産ラインのイラスト

5~6.営業部

営業部:販売計画に基づく売決、受注、売上~回収まで一連の販売手続きを主業務とします。

古い発想ですが、売上トップで表彰され、自分の実績が評価直結するのは気持ち良いかもです。

  • 商談・売決:販売計画に基づくディーラーとの商談、受注の取り付け。
  • 新商品の売込み:新商品の説明会を実施しディーラーへの認知・売込み。
  • 販売~回収:商品の売上~回収作業。
  • 新規ルート・顧客開拓:販売拡大に向け販売ルート・顧客の発掘、開拓。
  • 在庫管理:自社~ディーラー迄の在庫を滞留させないため、お客さんへの販促活動(セルアウト)。

間接部門(コストセンター)

1~6の本流がスムーズに流れるようサポートする部門が間接部門です。

野球に例えると、打線(商品)が振るわない今の時代、守備固めが大切。

経営管理の強化、グローバルな買収案件、国際税務や法律知識など、間接部門の役割は重要性を増しているように感じます。

 

私が30年間務めたエリアですが、細かいことが苦手な私にはどうも合いませんでした。

ただ、これらのスキルを海外子会社の経営に活かせた時は至福の時間でした。

 

自分のスキルと力で生きて行く事が求められる時代、会計士、税理士、弁護士など 士業やコンサルとして、将来のキャリアパス、独立を夢見れるエリアでもあります。

物流・アフターサービス

物流部:自社倉庫の受入れ、ディーラー倉庫への払出し。それに伴う実在庫の管理。 

    最近は、物流専門業者にアウトソースするケースが多くなっています。

サービス部:顧客からの修理依頼・問い合わせ対応によるCS(顧客満足度)の向上、パーツ在庫管理。

修理の為の顧客訪問時に買い替えを進める営業手法も、新しい販売ルートになっています。

管理・間接部門(経理・財務、人事、法務)

経理財務部:適正な会計処理、税務処理、資金管理、滞留債権管理(売掛・在庫)。

法務部:契約書(売買契約や秘密保持契約、業務委託契約)を確認業務が主業務。

コンプライアンス・社内ルールの周知徹底なども行います。

人事部:将来ある人材の発掘、育成など、まさに人は宝であるを実現させていける部門です。

少子高齢化に向けて、多様性受入れによる良い人材の確保も今後の大きなテーマです。

最後に

日本経済が戦争復興で伸びていた時代、新しい物が出ると飛ぶように売れました。

しかし、今はモノ余りの時代、周りを見回しても、どうしても欲しいと思うモノはありません。

更なる新しい価値創造の為、私のいた会社でも次のような事が求められていました。

  • 商品、サービスのパッケージ化により参入障壁の高い、利益確保の出来るビジネスモデル構築
  • お客さんの購買意欲をかき立てるような独創的な商品作り
  • 新規顧客・販売ルート開拓
  • 製造~販売迄の全工程の見直し・効率化によるコストダウン。
  • 会社の現金を増やす。(管理精度向上により、債権・在庫→お金の変換を早める)

私はバブル期の入社です。

華やかだった時代の影響もあり、宣伝、マーケティング部門にあこがれました。

しかし、会社が買収されるのを見て思ったのは、仕事は全てつながっていて、一つでも、どこかが欠けたり、弱ったりすると、会社全体がゆっくりと倒壊しだすことでした。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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